男子200平で日本新記録の佐藤翔馬に聞く 「本当に世界一が見えてきたなって感じ」

[ 2021年4月7日 18:50 ]

競泳日本選手権第5日 ( 2021年4月7日    東京アクアティクスセンター )

<第97回日本選手権水泳競技大会 第5日>男子200メートル平泳ぎ決勝、日本新記録で優勝を果たした佐藤(撮影・会津 智海)
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 東京五輪代表選考会を兼ねて行われ、男子200メートル平泳ぎは佐藤翔馬(20=東京SC)が2分6秒40の日本新記録で優勝。五輪派遣標準記録(2分8秒28)を突破し、同種目で初の五輪代表入りを果たした。今大会100メートル平泳ぎに続き2冠を達成した。

 佐藤翔馬の一問一答は以下の通り。

 ――日本新で五輪代表を決めた
 「ここで日本記録を切っておくことが五輪につながると思っていたので、切れて良かったです。もう昨日(準決勝)の時点で6秒台は出ると思っていたのでしっかりと泳いだ感じですね」

 ―――決勝に向けての心境は
 「普通のレースをすれば大丈夫かなと思っていたんですけど。きょうは朝から調子が良すぎて足がかかりすぎていて、コーチに平泳ぎは泳ぐなって言われて朝は自由形とか背泳ぎを泳いでいて。午後になって平泳ぎ泳いだんですけど、良い感じで泳げていたのでタイムは出るんじゃないのかなと思っていました」

 ――――ライバルの泳ぎは意識した?
 「50メートルのターンで左向くので見えていたんですけど、100ターンした時点で隣は見ずに、150は見たんですけどいないなって感じで。ラスト50は自分の泳ぎができた感じです」

 ――6秒前半の記録について
 「本当に世界一が見えてきたなって感じですけど、まだまだここからが長いと思うのでしっかりと強化していきたい」

 ――世界記録保持者のチュプコフに対する意識は?
 「彼のことは考えても意味がないと思っているので。最後上げてくるレースしかしないので気にしてもしょうがないけど、しっかり150までで先頭でいって逃げ切るという形ですかね」

 ――リオ五輪の時から今の自分を想像できた?
 「4年前は持ちタイムも遅くて、タイム的にもまだまだだったのでこうして出られることに感謝したいです」

 ――お家芸での五輪出場になる
 「(北島)康介さんとかも金メダルを取ってきているので、僕もしっかり金メダル取りに行きたい」

 ――優勝を伝えたい人は
 「まずは家族と(西条健二)コーチですかね。家族はいつも送り迎えしてくれたり、料理とかも作ってくれたりサポートしてくれているので感謝を伝えたい。いつもありがとうって。コーチにも第1段階として恩返しができた。本大会では優勝して金メダルをかけてあげたい」
 

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