五郎丸、若手への「個別授業」時代担う選手育成

[ 2021年3月7日 05:30 ]

ラグビートップリーグ第3節   ヤマハ発動機59―31NEC ( 2021年3月6日    秩父宮 )

ヤマハ発動機は前半34分、五郎丸がトライを決める
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 【記者フリートーク】五郎丸は自身の完全燃焼を目指すだけでなく、DNAの継承にも力を注いでいる。この日、念願のトップリーグデビューを果たした2年目のFB兼WTB中井健人(24)には、練習中にタッチキックの蹴り方などを「個別授業」。助言を求める後輩に応える姿も、より目を引くようになっており、若手の台頭を喜んでいる。

 出場メンバー外だった時期も下を向くことなく、チームを鼓舞。報道陣に公開されたNEC戦2日前の4日の練習では、全体練習後もグラウンドに残り、黙々とキックを蹴り込んでいた。現役ラストイヤー。13年間所属のヤマハ発動機、そして日本ラグビー界への「恩返し」の意も込め「背中」で雄弁に語りつつ、言葉でも次代を担う選手を育てていく。(静岡支局・小久保克治)

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2021年3月7日のニュース