TL初開催の釜石で東芝快勝 日本代表主将・リーチ「釜石のファンの前でプレーできてうれしい」

[ 2021年3月7日 05:30 ]

ラグビートップリーグ第3節   東芝58ー7三菱重工相模原 ( 2021年3月6日    釜石復興 )

後半、東芝・リーチマイケル(右)は三菱重工・竹田祐将に激しくタックルする (撮影・西川 祐介)
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 東日本大震災から10年を迎える被災地の岩手県釜石市でトップリーグが初開催された。津波で全壊した小中学校の跡地に建てられ、19年W杯会場にもなった釜石鵜住居(うのすまい)復興スタジアムで、東芝が三菱重工相模原に58―7で快勝して今季初勝利。ゲーム主将を務めた日本代表主将のフランカー、リーチは「震災から10年がたって釜石のファンの前でプレーできてうれしい」と節目の年の開催意義を強調した。

 スタジアムはサッカーやマラソンなどでも使用され、修学旅行生の訪問先としてラグビー体験プログラムも実施している。しかし、W杯後の仮設スタンド撤去で収容は6000人に減り、台風で中止となったW杯のナミビア―カナダ戦を釜石で実現するため市が予算を組んだ取り組みも新型コロナウイルスに阻まれている。

 リーチは「釜石は凄く歴史のある地域で、ラグビーの歴史もある」と強調。W杯直前の19年7月に行われた日本―フィジーに出場しており「年間を通してもっと試合ができるようになり、代表戦ももう一回できれば選手としてもいいと思う」と訴えた。

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2021年3月7日のニュース