スピードスケート村上右磨、国内最高V!肉薄2位・新浜と男子500メートル北京五輪ワンツー狙える

[ 2021年3月7日 05:30 ]

スピードスケート・長根ファイナル第1日 ( 2021年3月6日    YSアリーナ八戸 )

男子500メートル、国内最高記録でゴールし、観客の拍手に応える村上右磨(代表撮影)
Photo By 共同

 主要選手のシーズン最終戦が開幕し、男子500メートルで村上右磨(28=高堂建設)は昨年12月に自身が記録した国内最高を0秒03更新する34秒44で優勝した。日本記録保持者の新浜立也(24=高崎健康福祉大職)は34秒51で2位だった。

 今季最終戦でハイレベルなレースを制した。最終組。インスタートの村上は得意の序盤100メートルを同走の新浜より0秒05速い9秒45で滑り、残り400メートルでもライバルとの差を広げた。自身の持つ国内最高を更新。「年明けから最初の200メートルがしっくり来ないレースが多かった。そこを修正できたことが国内最高につながった」と拳を握った。

 敗れた新浜もリンク記録の好タイム。今季は新しい靴を使用するなど試行錯誤を続け「1年かけて道具を試した中での成績。村上選手に引っ張られる形だったが、最後にいいレースができた。悔しい思いが今後につながるので、今回は負けてよかった」と強調した。

 ともに日本が選手派遣を見送った2月の世界選手権銀メダル相当のタイムで、22年北京五輪のワンツーフィニッシュも視野に入る。村上は「新浜選手と滑ると、世界大会に行かないと味わえないような緊張感やレース展開になる。国際大会がない中、いい経験ができた」と実感を込めた。

続きを表示

2021年3月7日のニュース