ラプターズ連敗 ラウリー復帰も渡辺は3試合連続で出場機会なし ベンチ勢不振

[ 2021年2月25日 12:30 ]

ヒートのオリニクをかわしてインサイドに切れ込むラプターズのラウリー(AP)
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 NBA東地区全体5位のラプターズは24日、敵地マイアミ(フロリダ州)で同10位のヒートと対戦したが、108―116(前半56―66)で敗れて16勝17敗。足首を痛めていた主力ガードのカイル・ラウリー(34)が5試合ぶりに復帰して24得点を挙げたが、連敗を喫して勝率は再び5割を切った。

 ニック・ナース監督(53)は第1Q7分36秒、主力8選手の次に出てくる実質的に9人目となった選手に、膝の故障から復帰してこれが今季2戦目となったスモールフォワード(SF)で、今季年俸が400万ドル(約4億2000万円)のパトリック・マコー(25)を起用。10人目は第2Q5分37秒にコートに入った同じSFのスタンリー・ジョンソン(24)、11人目は第3Q6分29秒から出場したシューティング・ガード(SG)のテレンス・デービス(23)、最後の12人目はこのクオーターの9分18秒に名前をコールされたSGマット・トーマス(26)で、渡辺雄太(26)は3試合連続で出場機会は与えられなかった。

 渡辺は10分以上のプレータイムを与えられた今季12試合では計50リバウンド(1試合5リバウンド以上は6回)を記録しているが、ヒート戦でプレータイムが10分未満だったディアンドレ・ベンブリー(26)、ジョンソン、マコーのSF3人とトーマス(出場時間は4人で計22分)は得点、リバウンドともに「0」。チーム・リバウンド本数では32―41(オフェンスリバウンドは3―10)とヒートに一歩譲る結果となった。出場時間帯のチームスコアはマコーがマイナス8でジョンソンがマイナス11。ベンチスコアは24―39だった。

 ガードのフレッド・バンブリート(26)もラウリー同様に24得点を挙げたものの、フォワードのパスカル・シアカム(26)はファウルトラブル(4反則)の影響もあって今季自身最少の5得点どまり。チームの3点シュート成功は40本中22本とまずまずだったが、ペイント内でのスコアは26―36と、リバウンドを含めてインサイドを制圧できなかった。

 ヒートは今季2度目の4連勝で15勝17敗。ジミー・バトラー(31)が27得点、8リバウンド、10アシスト、バム・アデバイヨ(23)が19得点、12リバウンドを稼いでチームを引っ張った。

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