バッカニアーズのブレイディーの両親がコロナ感染を公表 昨年9月に父は3週間入院

[ 2021年1月26日 08:10 ]

自身10回目のスーパーボウル出場を決めたバッカニアーズのトム・ブレイディー(AP)
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 NFLスーパーボウルに18季ぶりに進出したバッカニアーズを支えているQBトム・ブレイディー(43)の両親が、昨年9月に新型コロナウイルスに感染していたことが明らかになった。父トム・ブレイディー・シニア氏(76)がスポーツ専門局ESPNに公表したもので、ブレイディーの母で乳がんとの闘病歴がある母ギャリンさん(76)も同じ時期に感染。ブレイディー・シニア氏は「生きるか死ぬかの問題で、息子の試合が見られないということを考えている場合ではなかった」と3週間ほど入院したことも明らかにした。

 ブレイディーは9月13日のロードでの開幕戦でセインツに23―34で敗れ、地元タンパ(フロリダ州)でのホーム開幕戦ではパンサーズに31―17で勝利。父と母はブレイディーがミシガン大に在学していたときから試合を欠かさず観戦していたが、この2試合はスタジアムに行くことができなかったという。ギャリンさんは入院しなかったが闘病歴があることから、看護師でもある娘のモーリーンさんが面倒を見ていたとのこと。ブレイディー・シニア氏は「この時期、息子はフットボールと親の問題で精神的にバランスを取るのが難しかったと思う」と“ブレイディー家”が危機と直面した当時を振り返っている。

 なおスーパーボウルはバッカニアーズの本拠地でもあるタンパの「レイモンド・ジェームズ・スタジアム」で2月7日に開催されるが、使用スタジアムを本拠にしているチームが“最終決戦”に進出するのはこれが初めて。フロリダ州の25日の新規感染者は8720人(死者153人)で、今月に入って3度目の1万人未満となったものの、陽性率は8~10%と依然として高く、スーパーボウル開催にも何らかの影響を及ぼすと見られている。

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2021年1月26日のニュース