池江璃花子 新成人の誓い「自覚を持って強い人間、強いアスリートに」

[ 2021年1月11日 05:00 ]

成人の日を迎えた池江璃花子(ジョイフル恵利提供)
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 緊急事態宣言下で迎えた晴れの日。ウイルスが猛威を振るう中、新成人としての門出を心から祝えない葛藤はある。

 それでも病と向き合った日々があるからこそ、競泳女子の池江璃花子(20=ルネサンス)は世界がこの危機に打ち勝つことを信じて、疑わない。

 22日開幕の北島康介杯(東京辰巳国際水泳場)の100メートル自由形が新年初レースとなる予定。11日の成人の日に合わせ、マネジメント会社を通してコメントを発表した。

 19年2月12日、18歳の時に白血病を告白した。10カ月の療養を経て退院。24年パリ五輪を目指して選手としての時間を取り戻しつつあった直後にコロナ禍に見舞われた。

 予想だにしなかった試練が続くが、五輪舞台にカムバックする決意は揺るぎない。強い人間、強いアスリートになって、再び水中で輝きを放つ――。あでやかな振り袖姿で立てた誓いは、尊く、まぶしい。

【池江コメント全文】

「本日、無事成人の日を迎えることができました。
1年前は想像もしていなかった状況でこの日を迎えましたが、
1人の新成人として、大人として、自覚を持って強い人間、そして強いアスリートになれるよう精進していきます」

2021.1.11 池江璃花子

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