東山&東九州龍谷 男女の前回覇者そろって快勝、連覇へ好スタート

[ 2021年1月7日 05:30 ]

第2セット、スパイクを放つ東山・花村
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 バレーボールの第73回全日本高校選手権は6日、東京体育館で男女の2回戦が行われ、男子は前回大会優勝の東山(京都)が東海大相模(神奈川)に2―0で快勝。女子は東九州龍谷(大分)が2―0で富山第一(富山)を下し、男女の前回覇者が好スタートを切った。男女各52校参加の大会は新型コロナウイルス感染拡大の影響により無観客で実施。準々決勝までは3セット制、準決勝と決勝は5セット制で行われる。

 2連覇へ王者の視界は良好だ。東山の吉村颯太主将(3年)は「まずはみんなで楽しもうと試合に入った」と快勝を笑顔で振り返った。昨年末に行われたバスケットボール全国高校選手権決勝で2点差の準優勝となったバスケットボール部の思いを胸に戦っている。吉村主将は「バスケ部は悔しい思いをバレー部に託してくれた。バレー部は絶対に全国優勝しないといけない」と気を引き締めていた。

 ≪「緊張感忘れず」東九州龍谷順当≫2連覇に挑む東九州龍谷が順当に駒を進めた。室岡莉乃主将(3年)は「まずは体育館に慣れることができた。初戦の入りとしては良かった」と手応えを口にした。コロナ下で体育館が使えない時期には、前回大会でフルセットまでもつれ込んだ準決勝の金蘭会(大阪)戦の映像を見てモチベーションを維持。室岡主将は「緊張感を忘れないようにしていた。一戦一戦勝ち上がって日本一になりたい」と意気込みを語った。

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2021年1月7日のニュース