桐蔭学園 京都成章との前回対決は“キン肉マン”の活躍で快勝 敵も拍手する暴れっぷりだった

[ 2021年1月5日 17:50 ]

第97回全国高校ラグビー大会準々決勝   桐蔭学園36-14京都成章 ( 2018年1月3日    花園ラグビー場 )

第97回全国高校ラグビー・準々決勝で、京都成章のディフェンスをもろともせずトライを決める桐蔭学園・細木(撮影・大森 寛明)
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 史上最多63校がそろう第100回全国高校ラグビー大会の準決勝が5日、花園ラグビー場(大阪府東大阪市)で行われ、前回大会の覇者・桐蔭学園(神奈川)と、初優勝を狙う京都成章(京都)が決勝にコマを進めた。

 両校の花園での対決は、97回大会(2017年度)の1度だけ。その際は、準々決勝で対戦し、桐蔭学園が36-14で勝利を収めた。前半は14-14と互角の展開だったが、後半に入ると激変。FW戦で優位に立った桐蔭学園が、後半だけで3トライを奪って突き放し、試合を決めた。

 躍動したのは桐蔭学園のプロップ細木だ。ベンチプレスで175キロをマークする“キン肉マン”が3トライを奪うなど大暴れ。細木は「自分の強みはボールを持って前に出ること」と縦横無尽に駆け抜け、藤原監督も「爆発してくれた。なかなか、FWで3本は取れない」と驚く進撃だった。

 京都成章は、1年生からスタメンを張ったCTB西川を中心に攻守で奮闘したが、3年連続となる8強での敗退。西川はノーサイドの笛が鳴ると小さく手をたたき、桐蔭学園を称賛し、「強かった。それで拍手をしました。8強の壁は高いと改めて感じました」と脱帽した本心を打ち明けた。

 今回、決勝での対決が決まると、藤原監督は「あの強い東福岡に勝ってきたんだから、相当強いんだろうと。うちは分が悪い」と警戒。今年の京都成章には「ジャイアン」の愛称を持つ1メートル93、113キロのロック本橋拓馬が存在感を見せており、返り討ちなるか、と注目される。

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2021年1月5日のニュース