“やったぞ”京都成章 初の決勝進出! 東福岡から3点差で逃げ切り 先制トライの本橋「素直にうれしい」

[ 2021年1月5日 14:10 ]

第100回全国高校ラグビー大会準決勝   京都成章24-21東福岡 ( 2021年1月5日    花園ラグビー場 )

<京都成章・東福岡> 接戦を制して決勝進出を決め、歓喜に沸く京都成章フィフティーン(撮影・大森 寛明)
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 京都成章(京都)が24-21で東福岡(福岡第1)を破り、決勝進出を決めた。過去3度阻まれた準決勝の壁を越えて、初の決勝進出。悲願の初優勝へ、あと1勝に迫った。

 試合は両軍ともに強みを出す好試合となった。京都成章は前半8分、ゴール前のラックから最後は1メートル93、113キロのロック本橋拓馬が飛び込んで先制トライを挙げた。東福岡も同13分、連続攻撃からゴール前まで攻め込むと、最後は途中出場の八尋祥吾がラックサイドを突破し、同点に結び付くトライ。だが、京都成章の勢いは止まらない。前半28分には、左ラインアウトから右へ大きく展開し、最後はWTB中川湧眞が勝ち越しトライを挙げて、前半を12-7で折り返すと、後半5分にも追撃トライ。10点差に広げた。

 ところが、試合は決まらなかった。後半16分に東福岡は1トライを反撃。京都成章は23分にフランカー四宮勇斗のトライで10点差とするも、東福岡も27分にゴール前のラックから最後はプロップ本田啓が持ち込み、3点差に。最後まで予断を許さない展開が続いたが、京都成章が粘りの守備で辛くも逃げ切った。

 7度目の優勝を目指した東福岡は、96回大会(2016年度)以来、10度目の決勝進出を狙ったが、あえなく敗退。3日の準々決勝では東海大大阪仰星(大阪第1)と21-21という世紀の大熱戦を演じ、抽選で準決勝に進出していたが、これで4大会連続で準決勝敗退となった。

 ▼京都成章・ロック本橋「うれしいです。素直にうれしいです。最初のトライは勢いを付けるために意地で取りにいきました。ここまで来たら優勝したい」

 ▼東福岡・永住健琉主将「ベンチで、グラウンドに立てなかった3年生もいたので、決勝まで進ませたかった。無観客と100回大会が重なった大会で日本一をキーワードにやってきたが、1歩2歩足りなかった」

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