NBAが私募債で936億円を調達 全30チームに31億円を分配へ

[ 2020年12月8日 08:12 ]

私募債の発行を決断したNBAのアダム・シルバー・コミッショナー(AP)
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 NBAが証券会社や投資機関を対象にした私募債(企業が発行する社債のひとつ)を発行して9億ドル(約936億円)を調達し、全30チームに3000万ドル(約31億2000万円)を当座の資金として分配することになった。

 スポーツ・ビジネス・ジャーナルが報じているもので、昨季の後半に続き、22日に開幕する今季も無観客もしくは観客動員を制限してのリーグ運営となるため、リーグの総収入の40%を占めている試合当日の収入(チケット&飲食品販売などによるもの)が激減。その資金確保が目的で、元金と利息を支払う償還期間は3~4年と伝えられている。

 NBAが私募債を発行するのは、1946年(当時はBAA)のリーグ創設以来、これが初めて。選手の年俸は高騰しているが、新型コロナウイルス感染拡大による経済的ダメージは大きかったようで、過去に例がなかった流動性資金の調達に乗り出したものと見られている。

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