同志社大ラグビー部集団感染、大学選手権辞退 中尾泰星主将「本当に悔しく残念」

[ 2020年12月8日 19:26 ]

中尾泰星主将
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 今季のムロオ関西大学ラグビーAリーグ2位の同大が8日、新型コロナウイルス感染者が出たとして、全国大学選手権を辞退することが8日、明らかになった。同日、チームがホームページ上で発表した。

 この日の時点で部員13人に陽性反応が出て、感染者はいずれも軽症、もしくは無症状だという。チームは既に活動を停止し、今後、全部員とスタッフにPCR検査を行う。

 同大は、13日に花園ラグビー場で行われる3回戦で、帝京大と対戦する予定だった。

 ▼伊藤紀晶ヘッドコーチ 「日本ラグビーフットボール協会をはじめとする関係者の皆様、平素より同志社大学ラグビー部を応援してくださる皆様には多大なるご迷惑とご心配をおかけしましたことをお詫び申し上げます。 選手・スタッフ174名の部員は、これまでとは違う活動を余儀なくされる中、「日本一」を目指して努力してきました。特に4年生のリーダーシップがなくしてここまで活動を続けることは困難であったと思います。大学選手権への出場辞退は非常に残念ではありますが、学生たちはこの試練を必ず乗り越えてくれるものと信じております」

 ▼中尾泰星主将 「大学選手権直前にこのようなご報告となり、皆様に多大なご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございません。
 この1年間、今まで普通にラグビーできる環境がどれだけ幸せであるか、どれだけ周りの方々に支えられているかを痛感した1年でした。新型コロナウイルスの影響で活動が制限される中、部員と「日本一」を目標に、与えられた環境と時間で、何ができるかを考え、努力してきました。最後に同志社のジャージを着て試合ができないことが本当に悔しく残念ですが、後輩達がこの悔しさを忘れず頑張ってくれると信じています」

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