カド番の初場所へ気合 朝乃山、18日からの合同稽古参加へ 右肩痛「治ってきている」

[ 2020年12月8日 13:54 ]

朝乃山
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 大相撲11場所2日目に右肩を痛めて途中休場した大関・朝乃山(高砂部屋)が8日、カド番となる初場所(来年1月10日初日、両国国技館)に向けて18日からの合同稽古に参加する方針を示した。東京都墨田区の同部屋での朝稽古後に取材に応じ、「(合同稽古は)行きます。行く予定です。もう(相撲は)取れると思う。(患部の)痛みも治ってきている」と明言。今週から実戦稽古を行うつもりだ。

 場所後には師匠が錦島親方(元大関・朝潮)から高砂親方(元幕内・朝赤龍)になった。「自分たちはいつもと変わらない」と話しながらも、この日は新たな師匠の前で積極的に若い衆を指導。「師匠も変わり、新高砂部屋として。前まではあまり(若手の指導を)やっていなかった」とこれまで以上に自覚をにじませた。

 休場中には医師から「出てもいいが、100%のパフォーマンスはできないよ」と言われて、肩の治療に専念してきた。その間もしっかりとトレーニングで下半身を強化。ライバルの貴景勝が綱獲りに臨む中、自分も名門を引っ張る看板力士として負けてはいられない。「下の子たちを指導して、大関みたいな力士になりたいと思われれば。場所で活躍すれば(若手にも)刺激になる」と自らを鼓舞した。

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2020年12月8日のニュース