ソフトボール女子代表候補 江口未来子が米プロリーグ参戦、五輪出場諦め夢を優先

[ 2020年12月4日 06:30 ]

ソフトボール日本代表候補の江口未来子
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 ソフトボール女子日本代表候補の江口未来子外野手(29)が、主力級の活躍が期待される来年の東京五輪出場を諦め、米国のプロリーグに参戦することが3日、分かった。

 今季までプレーした豊田自動織機によると、江口は以前から米国でのプレーを強く希望し、東京五輪の翌年に渡米する計画でいた。五輪が1年延期になったものの、来年3月に30歳になる年齢も考慮して、五輪よりも夢を優先。米国のリーグは6月開幕で、五輪前の代表活動と重なることから決断した。既に同社を退社。国内の別のチームで練習し、渡米の準備をするという。

 俊足強打の1番右翼手の辞退は、2日から高知合宿をスタートさせた代表側には寝耳に水。関係者は「われわれもビックリしている。文書が届いていないので、状況は分からない」と語った。現在の代表候補は20人から19人になる。補充をするかどうかは未定。五輪代表は15人が選ばれる。

 代表合宿に参加中の洲鎌夏子内野手(31)も、豊田自動織機を退社した。

 ◆江口 未来子(えぐち・みきこ)1991年(平3)3月6日生まれ、愛知県出身の29歳。東海学園高3年で春の選抜大会で全国優勝。デンソー時代の16年に引退を決意したものの、その直後に代表合宿に初めて呼ばれたことで撤回。19年から豊田自動織機。1メートル61、右投左打。

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2020年12月4日のニュース