納谷改め王鵬 新十両昇進「攻め続ける」 大横綱・大鵬の孫が初の関取に

[ 2020年11月26日 05:30 ]

新十両昇進を果たした納谷改め王鵬(日本相撲協会提供)
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 大相撲で史上2位の優勝32回を誇る元横綱・大鵬(故人)の孫で、元関脇・貴闘力の三男、納谷改め王鵬(20=大嶽部屋)の新十両昇進が25日、東京・両国国技館で行われた初場所(来年1月10日初日、両国国技館)の番付編成会議で決まった。初土俵から丸3年。関取の座を手にした王鵬は、偉大な祖父から一字をもらったしこ名に負けない活躍を誓った。

 新十両昇進を果たした王鵬は、都内の大嶽部屋でのオンライン会見で「良かったと思う」と喜んだ。だが、感情はあまり表に出さない。冷静な受け答えは「王」を名乗るにふさわしい態度だった。

 改名したしこ名は、師匠の大嶽親方(元十両・大竜)が温めていたものだ。「わんぱく相撲の頃、力士になったらどんな名前がいいか勝手につけていたのが王鵬。当時から風貌が王だった。どっしりと落ち着いた感じ」と説明した。王鵬は「祖父の鵬の字を頂けて、ありがたい。名前に見合った人間になれるよう頑張りたい」と意欲を示した。

 埼玉栄高を経て、祖父が起こした大鵬部屋が前身の大嶽部屋に入門。18年初場所で初土俵を踏んだ。初土俵から18場所目の新十両は祖父より3場所遅く「もう少し早く上がるつもりでいた」と納得していないが、11月場所は気迫のこもった相撲で6勝1敗の好成績を収め、殻を破った印象だ。

 祖父の故郷である北海道・弟子屈(てしかが)町からは屈斜路湖と摩周湖が描かれた化粧まわしが贈られることが決まっている。偉大な祖父は王鵬の土俵人生について回るが「注目されるのはうれしい」と捉えている。会見後は13年1月に亡くなった祖父の墓前に昇進を報告した。

 同学年の琴勝峰、豊昇龍は既に幕内で活躍している。新たな目標の新入幕に向け「しっかり前に出て攻め続ける相撲を取りたい」と抱負を語るとともに「やるからには一番上を目指している」と祖父の地位を見据えた。

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