五輪女子代表の吉田・吉岡組が5レースを終えて3位 セーリング470級全日本選手権予選

[ 2020年11月12日 17:53 ]

セーリング 全日本470級選手権第2日 ( 2020年11月12日    神奈川・江の島ヨットハーバー沖 )

セーリングの全日本470級選手権で競り合う岡田奎樹、外薗潤平組(左)と吉田愛、吉岡美帆組の艇
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 予選3レースが行われ、初日の2レースと合わせて東京五輪男子代表の岡田奎樹(トヨタ自動車東日本)・外薗潤平(JR九州)組が全体首位をキープ。同じフリート(組)で競った女子代表の吉田愛・吉岡美帆(ともにベネッセ)組が全体3位に順位を上げた。大会は男女の区別なく争われ、予選は11レースが行われる。

 吉田・吉岡組はこの日1レース目となる第3レースで岡田・外薗組に次ぐ2着に入り、第5レースは中盤まで接戦を演じた。男女で五輪メダル候補の両ペアは普段からともに練習をしているため、スキッパーの吉田は「どういうところで追いつけて、どこで離されるっていうのは分かっている」といい、「男子に届かなくて悔しいけど、コースの組み立ててで勝てたりもする。明日以降も同じ風が吹いたら頭脳で勝てるように切り替えたい」と誓った。

 第4レースはスタートから大きく出遅れた中で組み立て直し、3着まで挽回するなど粘り強さも光った。強化してきた追い風の走りでも安定感を見せ、クルーの吉岡は「前は良い時と悪い時に差があったけど、今は自信を持って走らせている」と手応え。「男子の力に負けないように食らいついていきたい」と連覇へ気合を入れ直した。

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