納谷 3連勝で勝ち越し王手、次で「決めるつもりでいく」勝てば悲願新十両可能性

[ 2020年11月12日 15:21 ]

大相撲11月場所5日目   ○納谷 突き出し 矢後● ( 2020年11月12日    東京・両国国技館 )

<大相撲11月場所5日目>納谷(左)が富士東を突き出しで破って3連勝(撮影・篠原岳夫)
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 大横綱・大鵬の孫で、元関脇・貴闘力の三男の西幕下筆頭・納谷(20=大嶽部屋)が勝ち越しに王手をかけた。9月の秋場所の7番相撲以来2度目となった十両の土俵で、東十両14枚目の富士東(33=玉ノ井部屋)と対戦。もろ手突きで相手の上体を起こし、そのまま突き切り、3戦全勝とした。

 会心の相撲を披露し「体は硬かったんですけど、内容が良かったので。考えることなく、当たって前に突き放していこうと思った。いつも土俵際で突き落としとか(で敗れること)が多かったので、最後まで押せているのは体が動いているのかな」と振り返った。

 西筆頭だけに、勝ち越せば悲願の新十両昇進の可能性が出てくる。「ここでだらだらしたら3―3とかになる。ここ(4番相撲)で勝ち越しを決めるつもりでいく」と気合を込めた。今場所は攻める相撲が目立っており「自分の中では何場所も前から力が劣っているとは思っていなかった。それが出せるようになってきたのかな」と自己分析していた。

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