NBAサンダーの新監督に35歳のマーク・ダグノート氏が就任 ACからの内部昇格

[ 2020年11月12日 08:16 ]

NBAサンダーの新監督となったマーク・ダグノート氏(AP)
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 オクラホマ州オクラホマシティーを本拠にしているNBAサンダーの新監督に、昨季アシスタントコート(AC)だったマーク・ダグノート氏(35)が就任。NBAの現役監督としては、ティンバーウルブスのライアン・サンダース氏(34)に次ぐ若さとなった。

 ダグノート氏はコネティカット大出身だが、選手としての目立った経歴はなく、今季限りでサンダーの指揮官を退任したビリー・ドノバン氏(55=現ブルズ監督)がフロリダ大の監督だった2012年から2シーズン、同大学でACを務めていた。その後、NBA傘下のマイナー、Gリーグのオクラホマシティー・ブルーの監督を2014年から4季務め、勝率は・572。ディビジョン優勝3回、プレーオフ進出4回という実績が評価されて、昨季にサンダーのACとなっていた。

 サンダーは短縮シーズンとなった昨季に44勝28敗。ドノバン監督は就任初年度から5季連続でチームをプレーオフに導いたが、1回戦でロケッツに3勝4敗で惜敗。シーズン終了後にサンダーを退団していた。

 チームの主力はリーグ屈指のポイントガードでもあるクリス・ポール(35)だったが、現在サンズへのトレードが噂されており移籍は確実。選手経験がなく、ACからわずか1年でNBAの監督に昇格したダグノート氏は「ビリー(ドノバン)のおかげで自分はここまでたどりつけた」と語っているが、今度はNBAでの選手経験があり、監督としてNCAAトーナメント(全米大学選手権)で2度優勝を飾っている“師匠”が去ったチームで手腕を問われることになった。

 なおNBAの最年少指揮官は1964~65年シーズンにピストンズで選手兼任監督となったデーブ・デブッシャー(2003年に62歳で死去)。就任時の年齢は24歳だった。 

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