18歳・脇田紗良、大会最高得点9.50点!「成長見せられた」ライバル対決制しV

[ 2020年10月17日 05:30 ]

サーフィン さわかみチャレンジシリーズ鴨川最終日 ( 2020年10月16日    千葉県鴨川市・東条海岸 )

<さわかみチャレンジシリーズ>ショートボード女子決勝、9・50の高得点をメークする脇田紗良(撮影・会津 智海)
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 男女決勝が行われ、女子は昨年のワールドゲームズ(WG、世界選手権に相当)日本代表の脇田紗良(18)が、東京五輪の条件付き出場権を獲得している松田詩野(18)を下し、優勝した。今大会最高得点となる9.50点を含む、15.50点を叩き出し、同い年のライバル対決を制した。男子で昨年WG日本代表の大原洋人(23)は準優勝だった。

 02年生まれ対決に勝利し、笑顔で“No.1”ポーズを決めた脇田は「成長を見せることができた」と話した。大会直前に右足首のじん帯を痛めながらも、7本目で10点満点中9.50点の大会最高得点を叩き出し「試合中はアドレナリンが出ていた。試合中でも奇跡みたいな波に乗れて点数が出て良かった」と試合を振り返った。

 松田とは小学生時代からしのぎを削ってきた。女子で最も五輪出場に近い松田に対し、脇田は「何度も負けている相手。今回決勝で勝ててうれしい」と笑った。31日からは東京五輪最終予選の出場権を懸けたジャパンオープン(千葉県一宮町)が始まる。「優勝して五輪出場につなげたい」と決意を口にした。

 ◆脇田 紗良(わきた・さら)2002年(平14)10月10日生まれ、神奈川県藤沢市出身の18歳。13歳でプロとなり、15歳からワールドツアー参戦。父・貴之さん(48)は本場ハワイでも「ワキタ・ピーク」と名付けられた場所があるほどの名サーファーで、兄・泰地(22)もプロとして活躍するサーフィン一家。1メートル51、47キロ。

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