朝乃山 11月場所に向け稽古再開 新大関・正代にライバル心「凄く悔しい」

[ 2020年10月6日 05:30 ]

稽古を再開した朝乃山(中央)(代表撮影)
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 大相撲の大関・朝乃山(26=高砂部屋)が5日、東京都墨田区の同部屋で11月場所(11月8日初日・両国国技館)に向け稽古を再開し、基礎運動などで汗を流した。

 秋場所は初日から3連敗したが、盛り返して優勝争いに加わった。しかし、14日目に正代に完敗すると、千秋楽の貴景勝との大関対決にも敗れて10勝5敗。「思い出したくないし、振り返りたくない。凄く悔しい結果でしたし、(直接対決で壁になることができず)正代関が大関になったのが悔しい」と責任を痛感した。

 師匠の高砂親方(元大関・朝潮)は12月に65歳で日本相撲協会の定年を迎える。次が師弟で臨む最後の土俵とあって、「一番は(自分が)優勝して定年を迎えてほしい」と意欲を示しつつ、新大関・正代の誕生で注目が集まる綱取りレースへ「常に自分が先に上がらないと、という気持ちにならないと上にいけない」とライバル心をのぞかせた。

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2020年10月6日のニュース