青山&柴原組 4大大会初の8強!全米OPでの教訓生かし雪辱「優勝したい」

[ 2020年10月6日 05:30 ]

全仏オープンテニス第8日 ( 2020年10月4日    パリ・ローランギャロス )

8強入りを果たした青山(手前)、柴原組
Photo By 共同

 女子ダブルス3回戦で第7シードの青山修子(近藤乳業)柴原瑛菜(橋本総業)組が第10シードのヘイリー・カーター(米国)ルイサ・ステファニ(ブラジル)組に6―4、7―5で勝ち、4大大会初の8強入りを果たした。男子シングルス4回戦では、全米オープンに続く4大大会2連勝を目指す第3シードのドミニク・ティエム(オーストリア)が世界ランキング239位ユーゴ・ガストン(フランス)を6―4、6―4、5―7、3―6、6―3で下し、準々決勝に進出した。

 第2セット終盤、雨による1時間超の中断中、青山と柴原は試合前に立てた戦術を再確認した。「基本に戻り、慌てずにいいボールを何球でも打っていこう」。同じペアと8強入りを懸けて対戦した全米オープンではネット前に2人が並ぶ陣形に対して慌てて攻め急いで自滅した。1カ月前の惜敗の苦い教訓を生かして勝負どころで2ゲームを連取し、雪辱の勝利を喜び合った。

 女子ダブルスで16年全米オープン・ジュニアの頂点に立った22歳の柴原が強打を決めれば、13年ウィンブルドン選手権で4強の実績がある32歳の青山はネット前での絶妙なポーチが光った。出場を目指している東京五輪よりも「まずはグランドスラム(4大大会)で優勝したい」と青山。昨年結成したペアに、準々決勝進出で浮かれる様子はない。

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2020年10月6日のニュース