奈紗 8日開幕全米プロへ収穫4位 スイングにずれ「右と左の打ち分け練習を」

[ 2020年10月6日 05:30 ]

米女子ゴルフツアー ショップライト・クラシック最終日 ( 2020年10月4日    ニュージャージー州シービュー・ベイコース=6190ヤード、パー71 )

最終ラウンド、16番でバーディーを奪い、笑顔の畑岡奈紗
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 4位から出た畑岡奈紗(21=アビームコンサルティング)は、6バーディー、4ボギーの69で回ったが通算14アンダーで4位に終わった。米4勝目はならなかったが次週の全米女子プロ選手権(8日開幕)へ向けて自信を口にした。18番でイーグルを奪った渋野日向子(21=サントリー)は69で6アンダーの27位。首位から67と伸ばしたメリッサ・リード(33=英国)が通算19アンダーでツアー初優勝を果たした。

 9番パー5で2オンに成功し、楽々バーディー。通算15アンダーとして首位に1差に迫り、逆転Vへの流れをつかんだかに見えたが畑岡の感触は違っていた。「気付いたら(前半)3アンダーになっていましたが、オーバーを打ってもおかしくない内容だった」。6番で4メートル、7番で6メートルを沈めてバーディーを奪ってはいたが、ティーショットは何度も右に曲がっていた。

 予感は的中した。後半に入って10、12、14番で3つのボギー。優勝争いから脱落し「やっぱりフェアウエーに打てないと厳しい」と嘆いた。フェアウエーを捉えたのはわずかに5回。ツアー4位の74%を誇るパーオン率もこの日は50%に低下した。プレー中に何度もスイングをチェックしたが強風下では修正が利かず、後半は左にも曲がった。「左一軸で打っているイメージがなかなかタイミングが合わなくて。左に行くと思って開いたりするのが多かった」

 内容的には不満だったが、落胆はそれほど大きくない。あくまで照準は8日開幕の全米女子プロ選手権。最終日にスイングにずれが生じたが「修正点は見えている。開幕まで3日ある。大げさに右と左の打ち分けの練習をしようかなと思う」と復調に自信を見せる。

 昨年、自身が制した日本女子オープンは同世代の原英莉花が優勝。今度は米メジャーで黄金世代が頂点に上り詰める番だ。最終18番で1・5メートルに寄せ、バーディーで締めた日本のエースは「最終ホールは良いショットが続いた。それがずっと打てるように頑張りたい」と気持ちを切り替えていた。

 ▼40位河本結 (短いパットを外し)ボロボロいきそうだったけど、最後は少し立て直せた。次週のメジャーが終わったら日本へ帰るので最後のひと踏ん張り。まじで頑張りたい。(4バーディー、2ボギーの69)

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