奈紗、全英女子OP前哨戦12位 苦手のリンクスで手応え

[ 2020年8月17日 05:30 ]

米、欧州女子ゴルフツアー共催スコットランド・オープン 最終日 ( 2020年8月16日    英ノースバーウィック ルネサンス・クラブ=6453ヤード、パー71 )

3番でティーショットを放つ畑岡
Photo By 共同

 首位と6打差の11位から出た畑岡奈紗(21=アビームコンサルティング)は4バーディー、4ボギーの71で回り、69だった野村敏京(27=Q CELLS)とともに通算1アンダーの12位で大会を終えた。同じスコットランドのリンクスで開催される次週のAIG全英女子オープン(20日開幕、ロイヤルトルーンGC)でメジャー初制覇を目指す。

 1オーバーで迎えた18番パー4を、会心のショットで締めた。残り163ヤードの第2打。8Iでピンを攻めて奥1メートルにつけバーディー。最終ホールでイーブンに戻し「いいショットがいくつかあった。イーブンに戻せて良かった」と笑顔で4日間を終えた。

 コロナ禍による米ツアー中断で3月に帰国。7月末に再開したが、米本土での2試合の出場は見送った。全英に照準を合わせ、苦手とするリンクスの対策に取り組んできた。日本にない硬い地面に対応すべく、板を用意。地面に板を置き、リンクスを想定したアプローチ練習を繰り返した。その成果もあり、一昨年59位だった今大会で上位フィニッシュ。「100%ではないが、いい形で来ている」と手応えを口にした。

 今季目標にメジャー初優勝を掲げる畑岡にとって、次週は重要な1週間となる。難コースのロイヤルトルーンGCはDVDで予習済み。「今週よりターゲットを絞って、攻めていかないといけない」と早くもコース攻略への考えを巡らせた。

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2020年8月17日のニュース