天理大ラグビー部20人コロナ感染 部員168人同一寮“緩慢”感染予防策

[ 2020年8月17日 05:30 ]

 強豪・天理大ラグビー部の部員20人が新型コロナウイルスに感染したことが16日、分かった。奈良県と奈良市はこの日、男女24人が新型コロナウイルスに感染し、そのうち19人が同部員だと発表。県はクラスターが発生したとみている。

 同部では12日に部員1人の感染が判明。濃厚接触者59人を検査した結果、新たに19人の感染が確認された。いずれも軽症か無症状。陽性反応を示した20人は現在、医療機関などへ移動、陰性が確認された40人も寮を離れている。全部員の168人が同じ寮に住んでいるため、県は部員全員の検査も進めている。小松節夫監督によると、最初の1人が味覚障がいを訴え、その翌日から同様の症状や、体の倦怠(けんたい)感を申し出る学生が現れたという。チームは「試合ができる状態まで仕上がっていた」といい、練習では接触プレーを日常的にしていた。ラグビー部専用の寮は、18畳の部屋に3人が住む形が多く、一定の広さは確保されていた。その一方で、寮内は「家族と過ごすような感覚があった」と、マスクの義務化や食事中の私語禁止などの制約は設けていなかった。数人でゲームをすることもあったという。

 天理大では体育学部のキャンパスを13日から閉鎖しており、引き続き24日まで学生の入構禁止と、クラブ活動の原則中止を決めた。ラグビー部も、17日から30日まで予定していた長野県菅平での合宿を取りやめた。同部はこの4年で全国大学選手権の4強以上に3度入り、関西リーグは4連覇中の強豪。今季のリーグ戦は、10月10日開幕予定となっている。大学側は今日会見を開く。

 【学生スポーツ界のクラスター】
 ☆日体大男子柔道部 7月29日に部員2人の感染が判明。その後、他の部員7人と指導者1人も陽性反応を示した。
 ☆日大水泳部 今月1日に寮生活の男子部員1人の感染が判明。PCR検査で陽性が相次ぎ、10人以上が感染。
 ☆日体大レスリング部 今月14日までに部員2人の陽性が分かり、接触のあった62人が検査を受け、10、20代の男性部員15人と20代のOB3人の感染が判明。
 ☆立正大淞南高サッカー部 今月8日に部員1人の感染が判明。大半が同じ寮で生活しており、部員90人、関係者の男性教員2人が感染。同校では野球部員4人、一般生徒1人も陽性が確認された。

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