照ノ富士復活V 八角理事長「ただただ素晴らしい」優勝次点の朝乃山には「照ノ富士に負けたのがすべて」

[ 2020年8月2日 20:53 ]

大相撲7月場所千秋楽 ( 2020年8月2日    両国国技館 )

<大相撲七月場所千秋楽>八角理事長から賜杯を渡される照ノ富士(左)(右奥は伊勢ケ浜親方)(撮影・西海健太郎)
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 幕尻の照ノ富士が御嶽海を破り、2015年(平27)夏場所以来、30場所ぶりとなる2度目の優勝を飾った。

 幕尻Vは、初場所の徳勝龍以来3人目で、30場所ぶりの優勝は琴錦の43場所に次いで2番目に長いブランクVとなった。

 八角理事長(元横綱・北勝海)は「大関が序二段で取るのはそりゃあ何ともいえないものがあったと思う。それを踏まえて、よく戻ってきたよね。(幕内に)戻ってすぐ優勝だから、ただただ、素晴らしい」と称えた。

 来場所は幕内上位で取ることが確実で、結果次第では三役復帰も見えてくる。ただ、今場所は力強い相撲を見せる一方で、高安戦のように相手十分の形に持ち込まれると、無理をして踏ん張らずにあっさり後退する場面もあった。

 「まだまだ(ケガの再発を)怖がっている感じは見受けられる。(完全に)戻ってはいないと思いますよ。今場所は気持ちで取っていたのでは」と見解を述べた。その上で来場所について「今場所みたいに勝ち続けるのは、なかなか難しいものがあると思いますよ。まだまだ膝に不安がある。戻っていない気がする。(今場所は)たまたま優勝に手が届いた」と推察した。

 また、注目の新大関・朝乃山は、残念ながら優勝に一歩届かずに終わった。それでも、勝ち星を12まで伸ばし、最後まで優勝争いを盛り上げた。

 八角理事長は「(新大関として)合格じゃないかな。乗り切った。立派ですよ。横綱、大関が休場ということで最後(責任が)重たかったよね。よく頑張った」と評価した。

 今場所は終盤に貴景勝、白鵬が休場し、出場力士の中で番付最上位となった朝乃山に大きな期待がかかった。「最後、横綱、大関が休んで重圧がのしかかった。自分のことで精いっぱいだったのが、いろんなことがのしかかって、集中できなかったよね」と同情。その上で、優勝争いの流れを変えた照ノ富士戦で朝乃山が露呈した課題を指摘。「(優勝を逃したのは)照ノ富士に負けたのがすべて。あの上手の取り方だよね。大きい相手に強引に取りにいってはダメ。緻密にいかないと」と注文を付けた。そして最後に「これから、これから」とホープのさらなる成長を期待した。

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