クライミング楢崎智亜「完璧な状態で金メダルを」23日で東京五輪開幕まで1年

[ 2020年7月22日 14:03 ]

野口の実家に完成した壁で練習する楢崎

 スポーツクライミングで東京五輪の代表に決まっている男子の楢崎智亜(24=TEAM au)が22日、オンラインで取材に応じた。

 五輪と同じスピード、ボルダリング、リードの複合で昨年の世界選手権で金メダルを獲得。「このままの流れでいきたい思いはあった」と言うが、新型コロナウイルスの影響で東京五輪は来夏に延期となった。ただ、競技で培った切り替えの早さを生かし、それほど落ち込むことなく前へと進んだ。

 女子の野口啓代(31=TEAMau)の実家に完成した3種のクライミングウォールを拠点に練習を継続。「これだけのクオリティの壁はなかなかない。素晴らしい施設。各種目、自分の成長を実感できている」と確かな手応えを口にした。

 23日で東京五輪開幕まで1年となる。「完璧な状態で金メダルを獲りたい」。有言実行のため、世界王者は日々、壁と対峙する。

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2020年7月22日のニュース