体操・水鳥強化本部長「最善の道」鉄棒で東京五輪狙う内村に

[ 2020年7月22日 17:23 ]

水鳥寿思・男子強化本部長(左)と内村航平
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 日本体操協会の水鳥寿思・男子強化本部長が22日、オンラインで取材に応じた。

 23日で開幕まで1年となる東京五輪に向け、内村航平(リンガーハット)は団体総合、個人総合での代表入りを狙わずに種目別の鉄棒に絞ることを決断。水鳥強化本部長は「願わくばチーム(団体総合)で活躍してほしいなというところはあった。残念な気持ちはある」とする一方で、内村サイドとは話し合いを重ねていたとし「彼(内村)の決定をこれからも応援していきたい。東京五輪に向けた、今できる最善の道と感じている」と話した。

 内村は種目別の鉄棒では15年世界選手権で金メダルを獲得。最後に世界選手権に出場した18年大会も銀メダルと世界トップの実力を持つ。昨季よりも技の難度を示すDスコアを上げた構成で既に演技を通しており、水鳥強化本部長は「今、五輪が行われたら金を取れる」とし、この1年で完成度を上げればさらに頂点に近づくのは必至。黄金のキャリアの中でまだ手にしていない五輪種目別の金メダルへ、キングが着実に歩を進める。

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2020年7月22日のニュース