ユニクロが初のチームブランドアンバサダー結成 東京オリパラに向け、スウェーデン選手と契約

[ 2020年7月22日 18:20 ]

 カジュアル衣料品店「ユニクロ」は22日、オンラインで会見を開き、初のチームブランドアンバサダーとなる「UNIQLO TEAM SWEDEN」を結成したと発表した。同社がチーム単位で契約したのは初めてで、東京五輪・パラリンピックで活躍が期待されるスウェーデン選手など13名が参加した。

 同社ウエアを着用する男子プロテニスの錦織圭(30=日清食品)はビデオメッセージを寄せ、「一緒に世界のスポーツを盛り上げていけて、うれしい。来年の東京五輪でぜひ会いましょう」と呼びかけた。車いすテニス男子でユニクロ所属の国枝慎吾(36)も「世界のパラスポーツを一緒に盛り上げていけることを楽しみにしています。ユニクロを僕らと一緒に頑張りましょう」とコメントした。

 スウェーデン選手の選定基準には実力、人間性に加え、日本にゆかりのある選手が選ばれたとのこと。セーリング男子で19年世界選手権銅メダルのアントン・ダールベリ、フレドリック・ベリストローム組はともに生粋の日本好き。神奈川県・茅ヶ崎市内で合宿を行った際には、毎夜居酒屋で酒を酌み交わしたという。レスリング女子でリオ五輪銅メダルのソフィア・マットソンは、吉田沙保里さんと数々の主要大会でしのぎを削り合ってきた関係。「来年の大会では、最大の敵、新型コロナウイルスにみんなで打ち勝ったことを称え合うことでしょう」と来夏の大舞台に向けてコメントした。

 ユニクロは今後、スウェーデンに対し東京五輪・パラリンピックや22年北京オリパラなどの大会で、代表選手団や関係者に公式ウエアを提供していくことを検討している。

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2020年7月22日のニュース