山下美夢有、12位で最終予選進出 「体は大事やなと」飛距離UPへ10日で2キロ増量成功

[ 2020年7月6日 21:02 ]

10番のティーショットを放つ2001年度生まれの“01世代”山下美夢有
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 新型コロナウイルス感染拡大により中止が相次いでいた日本ゴルフ協会(JGA)の今季主催競技が6日、男女、シニアの各ナショナルオープン地区予選で開幕した。

 女子の今季メジャー第2戦、日本女子オープン(10月1~4日、福岡・ザ・クラシックGC)の地区予選は、兵庫・三木GCで行われ、2001年度生まれの“01世代”山下美夢有(18=フリー)ら4オーバー、76までの上位23人(76ストロークの選手はマッチングスコアカード方式により順位を決定)が最終予選(8月31日~9月1日、千葉・カレドニアンGC)進出を決めた。

 高校3年生だった昨秋のプロテストを突破したツアールーキー・山下は2バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの75で回り、12位で地区予選を突破した。10番パー4(381ヤード)でグリーン左バンカーからの第3打をホームランし、ダブルボギーを叩くミスもあったが、その後は落ち着いてパーを重ねた。

 「勉強になりました。体は大事やなと思いました」
 
 プロデビュー戦だったアース・モンダミンカップは96位で予選落ちした。同じ“01世代”西郷真央(18=大東建託)、笹生優花(19=ICTSI)は堂々の5位。完全な力負けだった。大会直前の練習ラウンドは西郷と同組だった。ドライバーの平均飛距離が220ヤードの山下と西郷の飛距離差は30ヤード以上。日本ツアー屈指の飛ばし屋、笹生とは50ヤード近い差となる。2人との飛距離差を縮めるためまずは体づくり。朝昼夕食の間におにぎりを食べる間食作戦によりこの10日で体重2キロ増に成功した。

 「(2人は)すごいなあと思いましたけど、私も負けないようにって気持ちにもなりました。早く追いつけるように」

 身長1メートル50、体重は増量途上の54キロ。まだ、18歳。伸びしろは十分だ。

 ◇日本女子オープンゴルフ選手権地区予選上位成績(6日 兵庫・三木GC東南C)
 (1)川崎志穂71(1)西木裕紀子71(1)※寺岡沙弥香71(4)森井菖72(4)植手桃子72(6)西智子72(6)田辺ひかり73(6)石田可南子73(6)山内優希73(6)※渕野ひかる(11)竹林佳林74(12)山下美夢有75(12)※大賀裕花75(12)西村優菜75(12)権藤可恋75(12)寺田紅蘭(17)坂下莉彗子76(18)※水木春花76(19)前田陽子76(20)大林奈央76(21)※左奈々76(22)※都玲華76(23)佐伯朱音76
 ※はアマチュア 

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