陸上女子100M障害 寺田明日香がオンライン授業 モチベ低下も「悪いことではない」

[ 2020年7月6日 19:45 ]

オンライン授業を行う寺田
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 陸上女子100メートル障害日本記録保持者の寺田明日香(30=パソナグループ)が6日、全国高等学校体育連盟(全国高体連)などによる「明日へのエールプロジェクト」第14回オンラインエール授業の講師を務めた。全国高校総体(インターハイ)が新型コロナウイルス感染拡大の影響で史上初の中止。寺田は「モチベーションが下がる時期かも知れないけど、人間だからそういうこともある。悪いことだと思わないでほしい」と呼び掛けた。

 授業は技術面、メンタル面、将来についての3つをテーマとして展開。特にメンタル面では、新型コロナウイルスの影響で部活動を再開できず、士気の低下に悩む高校生たちを心配した。寺田は部員同士のコミュニケーションが薄くなってしまうことを危惧し、「つながりを持つことが重要」だと言う。参加した高校生たちにスマートフォンの所持を確認すると、「だいたいみんな持っているよね。例えばグループを作って、みんなで補強する時間を作るとか、やっぱり顔を見ながら話すことは必要」とアドバイスした。

 授業後、寺田はメディアの取材に応じ「どんな雰囲気になるのか不安だったが、アットホームな感じで進められてよかった。高校生と一緒に、私も東京五輪に向けて頑張りたい」と語った。

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2020年7月6日のニュース