NBAヒートが施設を閉鎖 選手2人目の感染が判明 フロリダでは新たに9448人が感染

[ 2020年7月4日 09:56 ]

閉鎖されたマイアミのビーチ(AP)
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 フロリダ州マイアミを本拠にしているNBAのヒートが3日、練習施設を閉鎖した。スポーツ専門局のESPNが報じているもので、氏名は公表されていないが新型コロナウイルスに選手1人が感染したことを受けての緊急措置。ヒートの選手で陽性反応を示したのは、今年2月の球宴で開催されたスラムダンク・コンテストを制したデリック・ジョーンズJR(23)に次いで2人目となった。

 NBAは7月30日からフロリダ州オーランドでシーズンを再開させるが、同州では3日に9448人の感染が判明して67人が死亡。1日の感染判明者数としては3番目の多さで、陽性率19・2%は第2波に入ってからは最高となった。

 これを受けてマイアミ市を含むマイアミ・デード郡は午後10時から翌朝午前6時までの外出禁止令を発令。ナイトクラブ、バー、映画館などへの営業は禁止となった。

 「オーランド・バブル」と呼ばれている再開シーズンにはヒートを含むNBAの22チームが参加。9日から順次オーランドに集結してミニ・キャンプをスタートさせるが、レイカーズのライオネル・ホリンズ(66)、ペリカンズのジェフ・バズデリック(67)の両アシスタントコーチは年齢による感染リスクを懸念してチームには帯同しないことになった。

 なお東地区全体で5位につけているペイサーズの主力ガード、ビクター・オラディーポ(28)は昨季に膝周辺の腱断裂という重傷を負った経緯があり、今季は13試合に出場しているものの(平均13・8得点)、故障再発のリスクを考慮してオーランドには行くものの試合には出場しない。 

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2020年7月4日のニュース