西岡良仁 全米OP開催に複雑も「ポイント入るなら、行く以外はない」

[ 2020年6月15日 05:30 ]

西岡良仁(AP)
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 男子テニス世界ランキング48位の西岡良仁(24)が開催可否が議論されている全米オープン(8月31日開幕予定)へのスタンスを示した。14日に取材に応じ「開催するとなれば出場します。ランキングポイントが入るなら、行く以外はない」と説明。その上で「僕の気持ちとしては開催すべきではないと思う。安全性などを考えてもまだ難しい。ポイントを付けるのは不公平だとも思う」と複雑な心境を吐露した。

 コロナ禍により、今季の全米オープンは予選を行わず、ダブルスの出場人数も大幅に削減する案が有力。出場できないランキング下位の選手にはポイント獲得の機会がない。移動制限など規制も多く、世界ランキング1位のジョコビッチ(セルビア)や同2位のナダル(スペイン)らは出場に難色を示す。

 世界ランキングは来夏の東京五輪出場権にも直結する。米紙ニューヨーク・タイムズによると、複数選手から不公平感をなくすため「ポイントを与えない」との提案が出たが、主催者側はエキシビションマッチになりテレビ放映権に影響が出るとの理由で却下したという。今季のツアー大会は7月31日までの中止が決定済み。男子プロテニス協会と全米テニス協会は15日に会議を開き、今後の米国ツアーを開催するかどうかを決定する方針だ。

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2020年6月15日のニュース