アーチェリー山本博 記録会で大興奮の2位 57歳衰えぬ五輪熱「パリもロスも…」

[ 2020年6月15日 05:30 ]

横浜市でアーチェリー記録会に参加した山本(左)
Photo By 共同

 新型コロナウイルスの影響で中断していたアーチェリーの大会再開が本格化し14日、横浜市の富岡総合公園アーチェリー場で2004年アテネ五輪銀メダルの山本博(日体大教)らが参加した記録会が開かれた。57歳の大ベテランは「試合の感覚に慣れず、苦労した」と3月以来の実戦に戸惑いを口にした。

 矢を放つ時を除きマスク着用が求められ、競技前には検温。5度の五輪でメダル2個を獲得した山本は出場予定の12試合がなくなり、1カ月ほど矢を放つ練習もできなかった。「開催と聞いて本当にうれしかった」と前夜は興奮で寝付けなかったそうだ。この日は丁寧に撃つよう心掛けた後半に盛り返して645点で2位だった。

 東京五輪は昨年の1次選考会で敗退したが「パリもロサンゼルスも狙っていこうと思っている」と衰えぬ五輪への情熱を語った。来夏の東京五輪の簡素化については「もしも観客の数を減らすとか、無観客になったとしたら東京でやる意味があるのか」と私見を述べた。

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2020年6月15日のニュース