Bリーグ最年長“レジェンド”折茂、オンラインで引退会見「いいバスケ人生だった」

[ 2020年5月4日 05:30 ]

オンラインで引退会見する折茂(レバンガ北海道提供)
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 Bリーグ北海道の折茂武彦(49)が3日、オンラインで引退会見を行った。昨年9月に19~20年シーズン限りでの引退を表明。新型コロナウイルス感染拡大の影響で3月27日にリーグ打ち切りが決まったため、無観客で行われた同15日のアウェー川崎戦が最終戦となった。リーグ最年長のレジェンド。予期せぬ形で27年の現役生活に終止符を打ち「あっさり終わったので、心の整理ができていない。やり残したことはたくさんあるが、いいバスケットボール人生だった」と語った。

 勝負に徹してきたため「バスケを楽しいと思ったことはない」。当初は引退会見で背番号9の理由を明かす意向だったが「言わない方が七不思議みたいで面白い。だから秘密」と笑った。北海道の社長も務め、昨季まで3季連続黒字。コロナ禍により今後は厳しいかじ取りを強いられるため「積み上げてきたものが吹き飛んだ。まずはチームを立て直すことが仕事」と当面はクラブ経営に専念する。

 ◆折茂 武彦(おりも・たけひこ)1970年(昭45)5月14日生まれ、埼玉県上尾市出身の49歳。埼玉栄高、日大を経て、93年にトヨタ自動車入り。07年にレラカムイ北海道に移籍。11年にクラブが経営悪化でリーグから除名されたことを受け、レバンガ北海道の前身・北海道バスケットボールクラブを設立した。98、06年世界選手権出場。通算成績は799試合1万238得点。1メートル90、77キロ。

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2020年5月4日のニュース