大相撲夏場所中止に八角理事長「皆様の健康と安全を確保するため」「一刻も早く終息願う」

[ 2020年5月4日 18:08 ]

日本相撲協会の八角理事長
Photo By スポニチ

 日本相撲協会は4日、理事会を開き、新型コロナウイルスの影響で2週間延期にした夏場所(24日初日、両国国技館)の中止および名古屋場所(7月19日初日、ドルフィンズアリーナ)の会場を両国国技館に移し、無観客開催を目指すと発表した。また、秋場所後に予定していた秋巡業の中止も決めた。

 八角理事長(元横綱・北勝海)は「このたび、緊急事態宣言の延長が発令されたことを鑑み、ファンの皆様並びに関係者の皆様の健康と安全を確保するため、5月場所の開催中止を決定いたしました」とコメントした。

 一方で、2週間の延期を発表していた名古屋場所についても「大人数による東京から名古屋への移動・長期滞在を避けるために、特別開催としまして、7月19日から8月2日、東京で行うこととし、両国国技館での無観客開催を目指す所存です」とリスク軽減のため会場を変更することを決めた。

 そして、「一刻も早く現況が終息することを願うとともに、感染症による亡くなられた方とそのご遺族に心よりお悔やみ申し上げます。また、現在治療中の患者の皆様、ご家族の皆様に心よりお見舞い申し上げます。そして全国各地で感染症の治療・ケアにあたられている医療関係者の皆様に心から感謝するとともにエールを送らせていただきます」と談話を発表した。

続きを表示

2020年5月4日のニュース