森喜朗会長 五輪・パラ新日程 早期決定の可能性示唆「今週にでも」

[ 2020年3月30日 15:46 ]

組織委委員会の理事会前に森会長(中央)は御手洗名誉会長(左)、武藤事務総長らと会話する
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 東京五輪・パラリンピック組織委員会は30日、都内で理事会を開いた。冒頭であいさつした森喜朗会長は、東京五輪が遅くとも来年夏までに延期となった経緯を説明。国際オリンピック委員会(IOC)と連日電話会議を開き、開催日程について春開催と夏開催のメリットとデメリットを比較して最終決定することになったと明かし、既に報告を受けているIOCのトーマス・バッハ会長から「恐らく、今週にでも連絡があるのではないか。出し抜けに電話をかけてこられる方なので」と早期決定する可能性を示唆した。

 森会長は欧州で新型コロナウイルスが感染拡大する厳しい状況の中、聖火をギリシャで採火し、日本側からの参加者なしで引き継ぎ式を強行して日本へ運んだことについて、「聖火さえ日本に取ってしまえばと、その一念だった」と明かした。強風だった20日に宮城県の航空自衛隊松島基地へ聖火輸送機を到着させたパイロットらに感謝を述べる一方、来年まで日本で聖火をともし続けることになった経緯も説明。しかし、安倍晋三首相の提案で当面の間、福島県に聖火を配置することが決まった件についての説明で「当面は福岡県に置きましょう、となった」と言い間違える場面もあった。

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