バレーVリーグ男子入れ替え戦中止 ヴォレアス北海道、開催求め緊急要望書送付

[ 2020年3月10日 05:30 ]

 日本バレーボールリーグ機構(Vリーグ機構)は9日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、14、15日に大阪で予定した男子2部のヴォレアス北海道と同1部のVC長野の入れ替え戦を中止すると発表。無観客で開催を計画していた入れ替え戦を行わず、両チームは来季も今季と同じリーグで戦うとした。

 入れ替え戦中止は東日本大震災があった10~11年シーズン以来のこと。悲願の1部昇格を目指してきたヴォレアスは通達を受けると、運営会社の池田憲士郎社長と旭川、東川、鷹栖、比布の4市町長の連名で「開催を求める緊急要望書」をVリーグ機構に送付した。

 2月29日の1部プレーオフ決勝を無観客で実施済みであること、来季開幕までに入れ替え戦を行う十分な時間があることなどを理由に、要望項目の1番目に「打ち切りを撤回し延期にすること」を記載。無観客や期日変更でも実施されない場合の救済として「ヴォレアス北海道をV1(1部)の11番目のチームとする特例措置を設けること」も求めた。

 参入初年度の17~18年シーズンにチャレンジリーグ2(現在の3部)で優勝しながら、準加盟チームだったため3部残留。2部昇格した今季は2位で入れ替え戦の切符をつかんだ。「不可抗力の事態だからこそ、柔軟な対応を切に望む」と訴え、会見も予定している。

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2020年3月10日のニュース