復帰3場所目の宇良 連勝で弾み「相手が強くなるので力を出しやすい」

[ 2020年3月10日 13:23 ]

大相撲春場所3日目 ( 2020年3月10日    エディオンアリーナ )

<大相撲春場所3日目>佐田の龍(左)を引き落としで下した宇良(撮影・坂田 高浩)
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 地元大阪、寝屋川市出身の三段目・宇良(27=木瀬部屋)が、佐田の龍を引き落としで破り連勝した。

 相手が間合いを取って見てくるような立ち合いになったが、低く当たっていなすような形で勝負を決めた。

 「最初から低く当たっていこうと思っていました。(相手が見てきたのは)ちょっとびっくりしましたが、流れに乗って取れたので良かった」と満足そうに話した。

 2日目の一番相撲で白星発進し、今場所は好調な滑り出し。観客席がガラ空きの、大相撲の長い歴史の中でも初めての異質な光景にも「特に何も考えていません」と集中を乱されることはない。

 昨年の初場所で右膝を負傷し5場所連続で休場。九州場所から復帰し、先場所は序二段優勝を飾り復調の手応えをつかんだ。三段目で迎える今場所は対戦相手のレベルも高くなったが「相手が強くなるので力を出しやすい。(序二段より)やりやすい」と話す。

 このまま連勝を続ければ幕下への期待も膨らむ。「6勝しないといけないですよね。難しいかもしれないけど、一番一番勝ち越しを目指して頑張ります」と気持ちを高めていた。

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2020年3月10日のニュース