八村塁、初出場は「日本人として誇り」 来年は球宴とのW出場に意欲

[ 2020年2月15日 16:02 ]

第1Qにダンクを決める八村(AP)
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 NBAオールスターゲームのイベントで、1年目と2年目の選手が米国選抜と世界選抜に分かれて戦う「ライジング・スターズ・チャレンジ」が14日、シカゴで行われ、ウィザーズの八村塁(22)が世界選抜の一員として日本人初出場を果たし、ダンク6本を含む14得点、7リバウンドをマークした。試合は151―131で米国選抜が勝った。

 試合後の八村との一問一答は以下のとおり。

 ――負けはしたが、楽しかったか。

 「そうですね。やっぱりショーケースということで、自分たちの得意なところを見せ合うってことで。いい感じで盛り上がったんじゃないかなと思いますね」

 ――ダンク合戦になった。

 「どれだけ走ってゴールに向かって積極的にできるかっていうのが今日の鍵だったと思うので、みんな凄い頑張って走ってきました」

 ――ハイスコアでウィザーズ戦のようだった。

 「そうですね。ウィザーズの試合を思い浮かべるような、ハイスコアのオフェンスの戦いでしたね」

 ――ルカ・ドンチッチとのコンビが光った。

 「ルカもジョーダン・ファミリーってことで、パスもしっかりしてくれて、僕もちゃんと決められたのでよかったんじゃないかなと思います」

 ――ドンチッチの前半終了間際のハーフコートショットは、八村が朝の練習時に決めたショットのようだった。

 「そうですね、ああいうふうに決められる選手なので、そういうところでしっかり決めれてよかったんじゃないかなと思います」

 ――来年はオールスターとライジングスター、両方出たいか。

 「僕の目標としても、どんどん良くなって自分でもどんどん結果を出して、そういうところに出られたらいいなと思います」

 ――胸にコービーの背番号8がついているが、そういう思いでプレーしたのか。

 「そうですね、コービーもこういう舞台で何回も戦っている選手なので、そういう舞台で一緒にこういうふうにやれるっていうことを凄く誇りに思いますし、そういう選手がいたっていうことを僕らも絶対に忘れないでこれからプレーしていきたいと思います」

<英語での質問>

 ――試合序盤はダンクを決めて、MVPも狙えると思ったのでは。

 「いえ、そんなことはないです(笑い)。ただ勝ちたかっただけです。負けるのは好きではないので。みんなと一緒にプレーできて楽しかったです。モー(ワグナー)、BC(クラーク)と一緒のチームで楽しかったです」

 ――ドンチッチが前半終了間際に決めたハーフコートショットをどう思ったか。

 「決めると思いましたよ。彼の得意なプレーだから」

 ――こういったゲームと、真剣なゲームのどちらが好きか。

 「たまにはこういうゲームも楽しかったです。いつもプレーしたいわけじゃないけど、今回は楽しむための機会でした」

 ――ミドルレンジが得意だが、こういったゲームは3ポイントやダンクばかりになるが。

 「(コーチ陣には)ミドルレンジはダメ、3ポイントとダンクだけだと言われてました。ただ、僕が得意なのがミドルレンジなので」

 ――オバマ大統領との対面は。

 「(会えて)よかったです。ウィザーズ戦を観に来たいと話していたから、来てくれたら良いと思います」

 ――ライジングスターで日本人としては初めてその名前を呼ばれたことについて。

 「この舞台に立てたことを日本人として誇りに思います。日本のメディアもたくさん来てくれていますし、日本でも多くの人がこの試合を見てくれたと思います。日本バスケットボールの成長に貢献できたらと思っています」

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