鍵山優真がSPで91・61点 「よっしゃー」堂々シニア国際大会デビュー

[ 2020年2月7日 21:02 ]

フィギュアスケート四大陸選手権第2日 ( 2020年2月7日    韓国・ソウル )

<フィギュア四大陸選手権第2日>男子SP、演技をする鍵山優真(撮影・小海途 良幹)
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 男子ショートプログラム(SP)で、鍵山優真(星槎国際高横浜)が91・61点をマークした。

 「この舞台はチャレンジャーとして、思い切りやることだけを意識した。練習通りのびのび滑ることができた。よっしゃーという気持ちとホっとした」

 ジュニアながら昨年末の全日本選手権で3位に入った16歳が、堂々のシニア主要国際大会デビューを果たした。冒頭に4回転トーループを決めて3・26点の加点を引き出すと、全日本で0点の失敗ジャンプに終わったトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)も成功。ルッツ―トーループの連続3回転も決め、演技後は両手を突き上げた。

 91・61点のスコアが表示されると、驚きの表情を浮かべた。「こんなに出るんだと思って。89点くらいかな、と。80点台と90点台は全然、違う」。スピン、ステップもレベル4で揃えたが、「ステップは感情を込めることしか考えていなくて、足元が微妙だった」と反省も忘れない。

 父の正和コーチは92年アルベールビル、94年リレハンメル五輪に出場。鍵山は今年のユース五輪で金メダルを獲得し、22年北京五輪を見据えている。9日のフリーでは順位よりも自らの演技に集中。「表彰台というより、SPとフリー、どっちもノーミスする目標がある。フリーもいい演技ができるよう頑張りたい。笑顔で終われたら」。無欲のアタックが、最高のスマイルを呼ぶ。

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