羽生結弦、歴代世界最高111.82点でSP首位発進!16歳鍵山&友野も会心演技

[ 2020年2月7日 21:56 ]

<フィギュア四大陸選手権第2日>男子SP、演技を終え笑顔の羽生結弦(撮影・小海途 良幹)
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 フィギュアスケートの四大陸選手権(韓国・ソウル)は7日に男子ショートプログラム(SP)が行われ、4度目の出場で初優勝を狙う羽生結弦(25=ANA)は、自身が持つ世界最高得点を更新する111.82点をマークし、首位発進した。フリーは9日に行われる。

 今大会から五輪2連覇を達成した平昌五輪の演目に変更した羽生。SPは「バラード第1番」の旋律に乗って滑走した。冒頭の4回転サルコーを鮮やかに決めると、4回転―3回転の連続トーループに成功。トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)もきっちり決めた。スピン、ステップもオールレベル4と圧巻の内容だった。

 四大陸選手権は過去3度出場し11、13、17年と全て2位。9日のフリーでは名プログラム「SEIMEI」の新バージョンで主要国際大会の完全制覇を目指す。

 金博洋(22=中国)が95.83点で2位、ジェイソン・ブラウン(25=米国)が94.71点の3位で続いた。

 シニアの主要国際大会デビューとなる鍵山優真(16=星槎国際高横浜)は4回転トーループ、トリプルアクセル、ルッツ―トーループの連続3回転に成功。シニアの大舞台で会心の演技を見せ、シーズンベストの91.61点をマークし5位。

 出場を辞退した宇野昌磨(22=トヨタ自動車)に代わって出場した友野一希(21=同大)も全てのジャンプを鮮やかに決めてシーズンベストの88.22点で7位につけた。

 ▽四大陸選手権 欧州を除く国と地域で争う大会。大会名はアジア、アメリカ、オセアニア、アフリカの大陸を指す。1998~99年シーズンから毎年開催。韓国では3年ぶり7度目の開催。

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