渋野日向子 表彰式で堂々“始球式”、ソフトボール快投「手汗が半端なかった」

[ 2020年1月10日 20:42 ]

<ビッグスポーツ賞>野球・稲葉篤紀監督が見守る中、ソフトボール投げで始球式を行うゴルフ・渋野日向子(撮影・吉田 剛)
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 女子ゴルフの渋野日向子(21=RSK山陽放送)が10日、都内で行われた「テレビ朝日ビッグスポーツ賞」の表彰式に出席した。

 新年早々、五輪イヤーの“プレーボール”を告げる快投を披露した。ビッグスポーツ賞を受賞し、侍ジャパンの稲葉篤紀監督らと登壇。司会者に促され、「2020年東京五輪への始球式」として投手・渋野と捕手・宇津木妙子ソフトボール協会副会長の豪華バッテリーが実現した。ソフトボール経験のある21歳は、ど真ん中にストライク投球を披露。打者の水泳・瀬戸大也から空振りを奪い「試合よりも緊張しました。手汗が半端なかった」と“しぶこスマイル”を披露した。

 2020年初めての公の場。海外メジャー・全英女子オープンを制し、一躍日本を代表する選手となった昨年を「これ以上ないっていう年でした」と振り返った。クリスマスには予告どおりに親知らずを抜歯し、「糸が入ってるときは痛かったけど、もう糸も抜いて大丈夫です」。大みそかはNHK紅白歌合戦の審査員を務め、元日に地元・岡山に帰郷。1日は渋野家恒例のトレーニングなどをして過ごしたが、3日には「暇だった」と練習場に向かい、いきなり1200球を打ち込んだという。「筋肉痛になりました」と苦笑いしたが、五輪に向けてすでにエンジンは全開だ。

 1月下旬からはシーズンに向けてタイで合宿を行う。ともに「テレビ朝日スポーツ放送大賞」を受賞した青木翔コーチからは「地獄のように練習してもらいます」と予告を受けた。今年初戦は2月20日開幕の米ツアー・ホンダLPGA(タイ)を予定。「今年はオリンピックがある。自国開催でもあるし、(代表が決まる)6月末までいつも以上に強い気持ちで頑張っていかないと」と力を込めた。

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