サニブラウンが帰国 プロ転向も「通過点」、来年は「悔いの残らない年にできれば」

[ 2019年12月15日 14:39 ]

帰国したサニブラウン・ハキーム(撮影・郡司 修)
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 陸上男子100メートルで9秒97の日本記録を持つサニブラウン・ハキーム(20)が15日、拠点の米国から成田空港に帰国した。

 11月に自身のSNS上でプロ転向を宣言。10月の世界選手権後、「このままじゃダメかなと少し思った」と新たな道に進むことを決断した。「プロになるのは通過点。もっと競技力を上げていければ」。拠点は引き続き、在学中の米フロリダ大となる。「五輪イヤーに変えるのは不安がある。慣れたところでやっていければ」と話した。

 来季は勝負の東京五輪が控える。個人種目は100&200メートルの2種目で目指す方針。「悔いの残らない年にできれば」と20年を見据える。世界記録保持者のウサイン・ボルト(ジャマイカ)と同じ、プーマとスポンサー契約も結んだ。「同じブランドを着ることができて光栄。道をたどるわけじゃないけど、同じ頂点を目指す者として頑張っていければ」。地上最速を目標に掲げる20歳の、新たな挑戦が始まった。

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2019年12月15日のニュース