国立競技場で竣工式 新たな聖地、関係者に披露

[ 2019年12月15日 19:43 ]

報道関係者向けの内覧会が行われた国立競技場
Photo By 共同

 2020年東京五輪・パラリンピックのメインスタジアムとして完成した国立競技場の竣工式が15日、開かれた。当初案の白紙撤回を経て、36カ月の工事を終えて誕生した「杜のスタジアム」が、関係者に披露された。

 日本の新たな聖地の完成を祝う式典には安倍晋三首相や橋本聖子五輪相、小池百合子東京都知事らが出席。安倍首相は「整備計画を練り直し、アスリートを第一に、日本らしさを兼ね備えた競技場として、無事に完成を祝う日を迎えられた」とあいさつした。東京大会では開閉会式と陸上のほか、五輪のサッカーの会場となる。

 工事は大成建設などの共同企業体(JV)が担い、11月30日に事業主体の日本スポーツ振興センター(JSC)に引き渡した。整備費は1569億円。建築家の隈研吾氏がデザインし、外観の一部には47都道府県の国産木材を活用するなど明治神宮外苑の環境に調和するように配慮した。

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