京産大・大西監督 最後の大学選手権も「感傷なんかない」 有終Vへまず15日、日大戦

[ 2019年12月13日 21:50 ]

スクラム練習で指導をする京産大ラグビー部の大西監督                               
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 今季限りで勇退する京産大ラグビー部の大西健監督(69)が最後の大学選手権に挑む。京産大は15日に3回戦で日大と対戦。メンバー発表のあった13日、京都市の京産大グラウンドではいつもの光景があった。

 練習の後半、指揮官が鋭い眼光で見つめ、指示を飛ばしたのがスクラム練習だ。「日大もFWを前面に押し出すチーム。真っ向勝負ですね」。1973年に監督に就任後、人材確保などに苦労した。試行錯誤の末、「努力で強くなれるのはスクラムとモール」と、こだわり、大学選手権で7度の4強など実績を積み上げた。

 日大とは浅からぬ縁もある。大西監督が初めて大学選手権で勝利を挙げたのが、1983年度大会の日大戦(22―4)だった。「覚えていますよ。あの時に日大の方に“京産の学生は体が大きいですね”と褒めてもらったんです。当時、栄養合宿をしているところなんてなかったですからね」。体を大きくするために全員で鍋や焼き肉を食べる“栄養合宿”は今も続く京産大の伝統行事。この日も、厳しい練習の後、メンバーが再び集まり、保護者ら有志が作ってくれたとんかつや豚しゃぶ鍋を囲んだ。食事後、選手を代表して主将の伊藤鐘平が保護者に1年間お世話になったお礼を言い、「勝つことが恩返しになると思います。必ず戻ってくるので、またお願いします」と締めた。

 大西監督も言う。「感傷なんかない。関西Aリーグ4位で大学選手権に出られるチャンスがあるんだから。もう一回、チャンピオンシップを狙わないと」。就任当初、選手と誓った目標の一つが大学選手権優勝だった。69歳の名将のラストシーズンはまだ続く。

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