川井梨紗子 地元の石川県協会会長を批判 女性選手見下す発言に「悲しい」

[ 2019年11月28日 05:30 ]

取材に応じるレスリング女子の川井梨紗子
Photo By 共同

 レスリング女子63キロ級の16年リオ五輪金メダリストで57キロ級の東京五輪代表となった川井梨紗子(25=ジャパンビバレッジ)が27日、女性選手を見下す発言をしたとして出身地である石川県のレスリング協会で会長を務める下池新悟氏を批判した。

 「“石川県には五輪内定者が2人いる。しかし残念ながら女だ”という発言があったと聞いた。悲しかったし、五輪出場が祝福されていないのかと思った」と述べた。下池氏は発言を否定した。

 川井は石川県庁での県スポーツ特別賞の贈呈式後、取材に応じた。今月、県内で行われた高校の大会で下池氏の発言があったといい、大会には川井の父親もいた。

 川井は以前から親への嫌がらせなどもあり、耐え切れなかったと主張。「協会を私物化しないでほしい。レスリング強化のための協会であってほしい」とも語った。下池氏は「女性だから駄目だとか言うわけない。大会に参加した選手を激励しただけだ」と強調。協会私物化についても否定した。

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