女王争い最終決戦! 鈴木愛、渋野の“強運”警戒も「私の方が優位」

[ 2019年11月28日 05:30 ]

<LPGAツアー選手権リコー杯プロアマ>クレーンゲームで取ったボトルを手に笑顔の鈴木愛(撮影・沢田 明徳)
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 女子ゴルフの今季最終戦、ツアー選手権リコー杯が28日、宮崎CC(6535ヤード、パー72)で開幕する。最後まで持ち越しとなった賞金女王争いはランキングの上位3人が27日に会見。2年ぶりの女王返り咲きを目指す賞金ランク首位の鈴木愛(25=セールスフォース)が得意の逃げ切りに自信をみせた。一方で、無欲を強調する同3位の渋野日向子(21=RSK山陽放送)の勢いと強運には警戒を強めた。

 まるで優勝したかのように表情は終始明るかった。会見場に姿を見せた鈴木は席に座るなり、渋野以上の笑顔を振りまいた。「(賞金女王になった)2017年より落ち着いてできていると思う。その辺はアドバンテージがあります。1回経験してるだけでも大きな経験。それを4日間につなげたい」

 2年前は最終戦で7位になりイ・ミニョン(韓国)の反撃をかわして逃げ切った。「私的には上に立っている方が優位かなと思う。優勝も1位から優勝することがほとんど(通算16勝中11勝が逃げ切り)。気持ち的にも余裕がある」と自信の口ぶりだ。

 完全オフの前日はショッピングモールに足を運び、クレーンゲームでリフレッシュした。ごひいきのダンスボーカルグループ、GENERATIONSやアナと雪の女王などの水筒を15個もゲット。「1万円ぐらい使って楽しかった。食べたかったペッパーランチも食べられました」とおどけてみせた。

 五輪代表争いでも競り合う渋野とは約1511万円の差がある。条件的には優位だが「日に日に成長しているし、かなり勢いを感じる。何か1%の可能性もそうじゃない。運の強さ、引きも持っているので、4日間注意してやりたい」。同じ用具メーカー「PING」契約の後輩の成長を認めつつも「優勝して終わりたい」と有終の美に意欲を見せた。

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2019年11月28日のニュース