スケボ平野歩夢、夏冬五輪出場へ決意「できることを一つずつ」

[ 2019年11月28日 17:39 ]

記者会見に出席した(左から)中村、松本、平野
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 住友ゴム工業は28日に都内で記者会見を行い、スケートボード・パークの平野歩夢(20=木下グループ)、スノーボードハーフパイプ(HP)の松本遥奈(26=クルーズ)、自転車BMXフリースタイルの中村輪夢(りむ、17=ウイングアーク1st)とFALKEN(ファルケン)ブランドのスポンサー契約を結んだと発表した。

 スノーボード男子HP五輪2大会連続銀メダルの平野は、夏冬両五輪出場に向けた最初のシーズンを「スノーボードに比べるとたいした結果は出せていないけど、自分にとっては新たな壁だったり目標が見えていることが大きい」と振り返った。今シーズン開幕戦のSTUオープン(ブラジル、17日閉幕)を終え、世界ランキングは日本人トップながら26位。日本人選手がトップ3に名を連ねる男女ストリート、女子パークと比較すると世界の壁は高いが「残り少ない時間をどういう風にやっていかなきゃいけないのか、頭も体もフルに動かしている状態。自分ができることを一つずつ積み重ねていった結果が、みんなに応援してもらっている形になればと思います」と来年に向けて決意を語った。

 シーズンが始まったばかりの松本は「成績どうこうも大事だけど、みなさんが感動する滑りができたら成績がついてくると思う」と強調。これまでスノーボードのナショナルチームでともに戦ってきた平野には「スノーボードでは何でも完璧にこなしている感じだったけど、スケートボードでは壁にぶつかったり、苦戦している姿もあるのかなと思う。でもさらに頑張っている歩夢を見られると感じました」とエールを送った。

 BMXフリースタイル・パークで初の五輪出場を目指す中村は今年、日本人男子初となるW杯優勝を果たし、W杯年間王者も獲得。飛躍のシーズンにも「まだ海外のレベルとは差がある」と慢心はなく、「だいぶ自信はついたのでもっと練習して、(五輪に)出られたら悔いのない走りをしたい」と見据えた。

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2019年11月28日のニュース