照ノ富士　10場所ぶり関取復帰「応援してくださる方々の期待に応えたい」

照ノ富士
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　日本相撲協会は27日、福岡国際センターで大相撲初場所（来年1月12日初日、両国国技館）の番付編成会議を開き、元大関の照ノ富士（27＝伊勢ケ浜部屋）ら5人の再十両を決めた。新十両はいなかった。

　10場所ぶりに返り咲いた照ノ富士は両膝のケガと内臓疾患で序二段まで転落し、大関経験者として初めて幕下以下で出場。九州場所で7戦全勝の成績で幕下優勝して異例の関取復帰が決まり「応援してくださる方々の期待に応えられるように頑張りたい」と意欲を新たにした。引退を何度も考えたというが、辞めて後悔してはいけないという師匠の伊勢ケ浜親方（元横綱・旭富士）らの声が支えとなり、再起を期した。

　恩返しの思いを原動力に、初場所では再び15日間の戦いに挑むことになる。「精いっぱい力を出し切って、頑張りたい。一日一日、一番一番に集中していく」と前を向いた。