少年時代は靴もテレビもベッドもなし…南ア・コリシ主将、夢をかなえるW杯優勝

[ 2019年11月2日 23:52 ]

ラグビーW杯2019 決勝   南アフリカ32―12イングランド ( 2019年11月2日    日産ス )

<イングランド・南ア>南アのコリシ主将が ウェブ・エリス・カップを掲げる(撮影・篠原岳夫)
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 南アフリカが自国開催だった1995年、2007年に続き、12年ぶり3度目の優勝を果たした。

 ラグビー界の“夢物語”を完遂した同国代表初の黒人主将、シヤ・コリシ(28)は、表彰式では黄金のウェブ・エリス・カップを両手で横浜の夜空の掲げて笑顔。優勝会見では「正直言って、今の気持ちを説明できない。ただ、チームメートの喜ぶ表情を見て、今までの人生で最高の瞬間だと思った」と感慨深げに語った。

 12年前のフランス大会で南アが優勝した当時は、まだ16歳。ポートエリザベス郊外の黒人居住地区で生まれ育ち、生活は決して楽ではなかった。家にはテレビやベッドがなく、今回と同様にイングランドを破った決勝は、近所の食堂で観戦。就任から2年弱、二人三脚でチーム作りをしてきたヨハン・エラスムス監督(46)は「彼はいろんな苦労を味わってきた。例えば学校に行く時は車で送ってもらえなかった。靴も食べる物もない境遇を乗り越えて、このカップを挙げることになった」と称えた。

 前日には海外旅行も初めてという、父フェザケレさんが来日。試合後にはスタンドへ足を運び、「ハグとキスをしてくれた」。最高の親孝行も果たしたコリシは「父親というのみならず、18歳と時からは、一人の友人としても接してくれた。こんなことになることは、想像できなかった」と感謝した。

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